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10)モータースポーツ

トライアンフのバイクは、マン島TTレースで、すばらしい歴史を築いている。

1908年のマン島TTレースにおいて、ジャック・マーシャルがトライアンフ・モーターサイクルで優勝したことが、その始まりである。このレースでは、トライアンフのマシンは、出走8台、完走8台という見事な成績であったと言われている。

その後、トライアンフは、同社として初めてベルトファイナルドライブを廃して後輪をチェーンで駆動する、タイプSDを発表した。タイプSDは、排気量550ccであったので、シニアTTレースに出場するには、大きすぎた。そのため、500cc単気筒エンジンの「Riccy」が開発され、多くの世界的なスピード記録を出した。

第二次世界大戦後、トライアンフのバイクは、タイガー100、スピードツイン、349cc小型ツーリングモデルの3Tというラインナップであった。
そのタイガー100を駆るアイルランド人ライダーアーニー・リヨンズは、1946年のマン島グランプリで、ホストであるノートンを制し優勝するという快挙をとげている。

1960年代には、スポーツツインの代表といえるボンネビルで、イギリスやアメリカ両国で数々のすばらしい記録を収めた。また、デイトナレース、マン島TTレースでも成功を収め、新車種も数々発表された。

トライアンフは、2002年3月15日、工場火災により壊滅的なダメージを受けた。しかし、幸いにも研究開発部門は火事の影響を受けず、工場再開後、すぐに4気筒スーパースポーツ、デイトナ600が公表された。トライアンフは、このデイトナ600で2003年のマン島TTレースに参戦し、イギリス車両として28年ぶりに勝利の栄冠を手にする。続く2004年のマン島TTレースも見事に連覇した。